紫微斗数

紫微斗数
歴史
中国で紀元前四・五千年頃の「殷」の時代に「封神演義(ふうしんえんぎ)」という古書に書かれて伝わったといわれている。この時代は天文学が盛大で、空に輝く星と古代の英雄・美女などを結びつけて創造し、星と人間を巧みに結びつけたところが面白い。また「紫薇」とは、紫のバラを意味し、この星がまず、ホロスコープのどの座に入るかで鑑定するロマンティックな占術なのだ。
特徴・こんな時に向いています
紫薇斗数は、生年月日時をもとに質問者の運勢や人格を鑑定する中国発祥の占術。ホロスコープとなる「命盤」に各星を入れていくことで、現在、自分が置かれている状況をみることができ、今後どのような行動をするべきかを明快に説いてくれる。転職や結婚など大きな決断の時、紫薇斗数で人生の動きをみてみるのもいい。

鑑定方法

人生の大きな流れが命盤に記される
中国古来の占星術

夜空をスパンコールのように散りばめる美しい星の数々に名前をつけ、人間の生命月日時から、どのような運命をもたらし、影響されるのかをみられるのが、この占術の特徴。鑑定結果からは、自分のことを正しく知り、持って生まれた運命を巧みに開拓することができ、また、周囲の人間関係を円滑に保つよう役立てることもできる。近年、「紫薇斗数」が占星術のひとつだという認知度は高まってきたが、中国占星術であることを知らない人は多い。しかし、これを理解し、賢く利用することで今後の運命を少しでも向上させてほしいというのが、鑑定師の願いでもある。人生の苦難を上手に乗り切り、より大きな幸運を導けるよう心の準備をすることもできる。

十二の宮

紫微斗数の命盤
鑑定例
命 宮:額が美しく、目が大きく、迫力あり、やや長身で声に特長がある。富貴を得られるが、浪費家でもある。
父母宮:やや片親と支配傾向でも両親より恩恵を受けて、助力を学ぶ。容貌は清々しく、穏やかな温厚さを感る。
兄弟宮:二人から三人を有するが、仲は良いほうではなく、交流も少ない。
夫妻宮:年齢差のある男性と縁があり、助力を受けて裕福な生活ができる。
子女宮:子どもは三人ぐらい有する。親に対して比較的に素直で良時の運。
財帛宮:若いうちにはやや苦労するが、努力もあり、中年以降に少しずつ恵まれ良好になる。
疾厄宮:消化器官(腸など)にやや気をつけたい。中年以降、糖尿に注意。
遷移宮:他郷で暮らす運を持ち、若いうちはトラブルに遭遇しやすく、迷惑を受けることもあるが、中年以降は旅行に恵まれる。
奴僕宮:自分にとって、役立つ部下を持つことが少ない。
官禄宮:公的機関でも民間企業でも何にでも名声を得られる運を有する。
田宅宮:不動産に縁があり、土地・家屋を得ることができる。
福徳宮:多忙であり、落ち着かない人生を送る。

kirap3-f10教えてくれたのは…
阪 香季(ばん・こうき)先生

阪 香季 先生
中国五術研究家。和歌山県高野山の寺院生まれ。仏教に縁を持ち、幼少から経文に親しみ、人間の運命に関心を抱く。台北の中国五術透派掌門主、張耀文氏に師事、紫薇斗数、六壬神課、四柱推命術、奇門遁甲術、断易、家相(風水)を直々に学ぶ。昭和45年に「萃(スイ)の会」(現・中国五術研究会)を発足し、中国占術を以って鑑定指導に当たる。また篆書による中国印章のデザイン製作を行う「高景堂」を主宰。日本易学協会会員、高野山真言宗僧侶。